作者による解説
「ぎょう虫けんさ」(短歌) 甘茶 茂
誰もが小学校のときにペタっとあそこに当てた青いセロファンのようなアンニュイさ。言葉遊びのライムに拘ったヒップホップ短歌、今作も健在!
「多摩川のブラフマン」(小説) DJ Yudetaro
家はないけど家がある…あたしと河川敷で暮らす野宿生活者との儚くも深い魂の交流をDJ Yudetaro特有のサイケデリックな世界観で描く。
「わたのなか」(小説) 小林 青ヰ
幸せに生きる以前に、まず生きるには?世界に立ち向かう僕はあまりにも剥き出しのままだった…痛々しくも、ポジティヴな疾走感とユーモアに溢れた詩的な小説。
「霊猫香」(小説) 甘茶 茂
バイト先の先輩女子を初めてトレースする夜…甘茶茂初のベッドシーンを含み、麝香の匂いが漂う、女も勃たす官能的な小説